体軸を安定させパフォーマンスを高める

 主働筋だけのトレーニングではなく、主働筋・協働筋・拮抗筋や補助筋群(スタビライザー)を刺激するトレーニングメソッドです。動作中、常にアライメントを意識することにより、アイソメトリクスを生じさせて、体軸の安定強化が行えます。
 
 バランス能力・リカバリー能力・姿勢反射などのトレーニングができ、体幹(コア)と四肢の安定性を高めますが、体幹トレーニングやバランストレーニングを中心としたトレーニングメソッドではありません。スタビライゼーションを行うことにより、体幹が強化され、バランス能力が高まるのです。体幹(コア)トレーニングやバランストレーニングは、スタビライゼーションのメソッドの一部になります。また、体幹だけを強化しても身体の安定性が高まるものではなく、パフォーマンスが向上するものでもありません。体幹に接続されパフォーマンスを発揮している四肢と、その接続部である関節をも強化することで身体の安定性が高まり、ハイパフォーマンスを発揮することが可能となります。
 
 スタビライゼーションは、主軸(主働筋・協働筋・拮抗筋)となる部分を強化し、さらにそれをサポートする支軸(協働筋・拮抗筋・補助筋群)を強化するメソッドであるため、体軸が安定するようになり、パフォーマンスにブレが生じにくくなるので、ハイパフォーマンスが発揮できるようになるトレーニングメソッドとして注目されているのです。


 

瞬時の判断力とフィジカルを高める

 視覚、聴覚、運動覚を総動員するプログラムにより脳を刺激して、瞬時の判断力を高め、コーディネーション能力やフィジカルを向上させるトレーニングメソッドです。
 自分自身が本来持っている「身体能力を引き出す」ことを「ドラウト(Drout)」するといい、そのトレーニングメソッドを「ドラウタビリティ(Droutability)」といいます。
 Draw out abilityからきた造語です。